ニンテンドースイッチの基板修理 – 任天堂とスマホンポの修理の違い

家庭用ゲーム機のニンテンドースイッチ（Nintendo Switch）を製造する任天堂（Nintendo）が、商品寿命を計画的に短くする「計画的陳腐化」を行っているとして、フランスの消費者団体が訴え出るほどです。その原因が、ニンテンドースイッチのコントローラーを触っていないのに勝手に動く「ジョイコンドリフト」という動作です。フランスの消費者団体ではジョイコンドリフトが生じる原因として、コントローラーの回路基板の早期故障と、コントローラーの密閉が不十分で汗や汚れが内部に入り込んでしまうという二つの可能性を挙げているそうです。Joy-Conの構造上、プロコンに比べ、汚れなどがスティック内部に入りやすそうではあります。また、欧州消費者同盟は消費者からの報告として、「88％の事例で使用開始から2年以内にコントローラーが故障していた」と指摘されているほどで、スティックの寿命は使用頻度によりますが、2年以内に間違いなく壊れそうですね。

この様なスティックの修理は受け付けているお店は多いと思われますが、内部の基板修理は受け付けているお店は少ないと思われます。

任天堂でも基板修理は行っておりますが、正規で修理を行うと内部のデータが残らないというネックな部分があります。データを残して修理するとなると、非正規店での修理を依頼することになると思います。全国的にみても、基板修理まで行っている修理業者は数少ないと思います。まずは、任天堂との修理の違いについて説明させていただきます。

 

 

任天堂公式修理とスマホンポ池袋本店との修理比較

	任天堂	スマホンポ
データ	基本的には消える	基本的には消えない
料金	保証期間内の自然故障は無償　 [修理参考価格 別ウィンドウで開きます]	税込980円～ [Switch系修理価格　　東京都最安値を目指しております]
修理依頼方法	郵送のみ	店頭に持ち込み、郵送修理
期間	任天堂サービスセンター到着後、通常10日から2週間ほど	最短10分、平均60分ほど、当日返却
お支払方法	代金引換のみ	現金、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、PayPay、LINEPay、郵送修理の場合、代金引換、銀行振込

 

公式修理の最大のデメリットは、データが消えてしまうということではないでしょうか？？

今まで何時間も遊んだセーブデータや、課金したデータが無くなってしまうのは困りますね。公式修理の場合、「初期不良などでメーカーに返品されたスイッチを修理、調整し、再出荷した商品」または「新品」との交換となり、今お使いの壊れたスイッチのセーブデータはすべて無くなってしまうということになります。

スマホンポ池袋本店では、壊れた部分のみ修理するので、データ領域に一切触れることはないので、データはそのままで修理することが可能です。

 

 

 

スマホンポ池袋本店の基板修理「充電できない編」

まずはじめに、基板修理で一番ご依頼の多い、充電ができない、充電が反応しない充電ケーブルを差しても充電マークがつかない充電マークつくが充電がたまっていかないといったお悩みの方も多いのではないでしょうか？？

原因としては、経年劣化、違うケーブルを差して充電口を破損、衝撃によって充電チップ故障、水没による故障などが挙げられます。

ACアダプターを差して充電してみても充電マークがつかない状態です。充電口のパーツ交換修理でお直ししていきます。

 

基板を本体から取り外します。

 

赤丸の部分をハンダで取り外します。

 

ハンダ付けされている部分をはんだ吸取り線で吸取ります。

 

周りのチップに熱がいかないように耐熱処理を行います。

充電口を熱して取り外します。

 

二重構造となっている充電口の取り付けは難しい修理ではありますが、

新しい充電口を取り付けます。

 

元に戻して充電確認をし、修理完了です。充電口の交換修理で直る場合、

こちらの修理価格と修理時間です。

充電不良の故障の場合、充電口の交換で直らない場合もございます。充電をつかさどる基板チップの故障が原因となる場合がございます。

 

充電口とバッテリーコネクターの間にある「BQ24193 Charging ICチップ」を基板修理として修理していきます。高度な技術が必要なためお時間がかかります。

 

耐熱処理を行いチップを取り外します。

 

新しいチップを取り付けます。

 

位置がズレないように慎重につけていきます。基板修理で直った場合、

こちらの価格とおよそのお時間となります。いずれの修理もデータはそのままで修理が可能です。

 

 

スマホンポ池袋本店の基板修理「テレビに映らない編」

充電不良系の修理の場合、充電口故障と一緒にテレビに映す機能が一緒に壊れていることもあります。

こちらは別のお客様の修理の写真ですが、このようにスイッチをドックに差してもテレビやディスプレイに映し出されないという故障があります。ドック側が壊れているのか、本体側が壊れているのか、無料診断を行っております。

テレビに出力されない故障も基板の修理となります。衝撃や、端末の湾曲、水没や、端末の経年劣化で故障します。

基板裏側の充電口上の方にある「PI3USB Charging ICチップ」を交換していきます。こちらも耐熱処理をし、周りのチップを傷つけずに取り外します。

 

周りのチップも近いので、慎重に外していきます。

 

正確に位置がズレないようにチップを取り付けます。

 

基板を元に戻し、テレビに映し出されるか動作確認を行い修理完了です。

 

 

 

スマホンポ池袋本店の基板修理「電源入らない編」

最後に、水没によって基板のチップがショートしていたり、湾曲によるブルースクリーン、電源ボタン長押ししても起動しない、起動しようとすると、エラーコード（例えば「2101-0001）が出るなど、起動に関する、また電源に関する基板修理です。

基板の裏にある「MAX77620A Power ICチップ」を取り外していきます。耐熱処理をし、周りのチップを傷つけずに外していきます。

 

他のチップもだいぶ近いので、慎重に取り外します。

 

耐熱処理を行い、位置がズレないように正確にチップをつけていきます。

 

元に戻し電源を入れてみると、電源が入るようになり、動作確認を行い修理完了です。

 

どの基板修理も成功すれば、データはそのまま残っております。

 

当店は日々全国から郵送修理を承っております。

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